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2013年1月12日土曜日

鳥少年-魔女-/皆川博子


鳥少年-魔女-/皆川博子



主人公は、美容師見習いの青年。

このシチュエーションがいいですね。

美容師だから、
女性の髪を触りながら、
話しをすすめることができる。

これが結構大事な点じゃないかな。

それから、主人公の青年の健全さも、
大事ですね。

そうでなければ、
恐怖感が半減してしまうような気がします。

それにしても、
女性は怖いですね。

なんとなく途中からそうなるかなって思ってたら、
そうなっちゃったけど、
最後の一文はゾッとしますね。







鳥少年-滝姫-/皆川博子


鳥少年-滝姫-/皆川博子




簡潔な文章で書かれる短編には、
長編とは違って、
なかなか伏線のようなものを仕掛けることができないとおもうのですが、
この短編は、よくできてると思います。

全編を通して恋愛小説のような形態で書かれています。
それが、
最後に暗転します。

そうか、
そういうことか。
って、最後やられた感があって、
ほんと、短編としては秀逸だとおもいます。












鳥少年-緑金譜-/皆川博子

鳥少年-緑金譜-/皆川博子





子供の頃に見た記憶がいくつになっても鮮明に思い出されることはよくあることで、
しかも、美化されて覚えていたりするものである。

緑金に輝く玉虫も子供の頃に見た記憶として鮮明に残っているので、
その輝きをもう一度手にしたいと言うのはわからないでもない。

とくに、
玉虫は、成虫になるのがむつかしいとなれば、なおさらだ。

ただ、どうして、それが姉に結びつくのかが、
よくわからなかったな。
確かに姉は、日舞で玉虫に関係していたけど。

短編だし、
簡潔な文書でさらっと書いた恐怖編っていう感じかな。










鳥少年-ゆびきり-/皆川博子


鳥少年-ゆびきり-/皆川博子



「針千本のます」のあれであろうと思って
読み始めたら
冒頭から難解な文章で閉口した。

こういうのが好きな人にはたまらないんだろうけどね。

終始そのままの文章なのかと思っていたら、
最後にどうしてゆびきりなのかをわからせるような仕掛けがあったのだが、
これも、どのようにでも解釈できるようなきがする。

作者の意図なんだろうけど、どうかな。

短編だしこういう書き方になって当然なのかな。










2013年1月11日金曜日

鳥少年-卵-/皆川博子

鳥少年-卵-/皆川博子




短編ですから、ブツって感じで終わるのは仕方ないけど、
この終わり方はよくわからないです。

突然目の前に現れた少年がクァーオ!と鳴いた。

まあ、
常識では考えられないことが起こるのが小説なんですが、
至極まっとうな答えがそこにはあります。

この小説が書かれた頃にあった少年にまつわる事件なんかがモチーフなんでしょう。
ただ、
少年がどうしてそうなったのか、
そこに主眼を置きたいのでしょうけど、
なんか、伝わってくるものがあんま無いですね。








2013年1月10日木曜日

鳥少年-卵-/皆川博子

鳥少年-卵-/皆川博子




殺人は狂気のなかで起こるものだと改めて思えるような短編です。

ただ、この作家特有の表現で
多少、わかりにくい部分が有ります。

それに、旅芸人の一座が舞台になってます(文字通り舞台です)が、
そういう設定にしなければいけない理由がとくにわかりませんでした。

どこにでも有りそうな出来事だと思うんですけど、
読者には、特に私のような鈍感な読者にはわからない作者の意図があるんでしょうね。








鳥少年-火焔樹の下で-/皆川博子

鳥少年-火焔樹の下で-/皆川博子



精神病院の中で起こった犯罪を扱ったミステリーってところでしょうか。


ほとんどが葉書や手紙なんかの書簡で、
人物の心理描写を表現する巧みさには感心します。

短編ですから、
あまりゴチャゴチャと書かれていないのは、当然と言えば当然ですが、
その分、読破するだけの力量がないと辛いかもしれません。

終わり方も唐突で、
これで終わり?って感じです。

でも、面白かった映画は続編が見たいように、
この小説も、この続きが読みたくなりました。

ちなみに、
タイトルの「火焔樹」は、その精神病院に植えてあったものという事なのでしょうかね?
それとも、人それぞれもっているであろう火焔のような想いを例えたのでしょうか?
まあ、
タイトルだけでは、この小説の内容を表すのは難しそうです。








2013年1月8日火曜日

塔の断章/乾 くるみ


塔の断章/乾 くるみ


なんだか、断片を切り取ったような章立てと書き方で全編が書かれています。
登場人物もなんとなく存在感が薄いような気もします。
最初の「かおり」と後から出てくる「かおり」にギャップがあるような気もします。
でも、
それが、最後に全部明らかになります。

あんま、わくわくもどきどきもしないから、
とにかく、最後まで読みきるだけの忍耐が必要かな。

まあ、文庫版には、「塔の解説」がついていて、
ほとんどネタバレしてますから、それ見たら読むかどうか判断しやすいかも。






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